スノーボード 完璧なボードの保管方法☆(大切なボードを最高の状態に保つ為には)

snowboard

こんにちは。yoshiです。
皆さんは滑走終了後、どの様にスノーボードを保管していますか。そのまま放置や、ていねいにワックスをするなど、それぞれの保管の方法があると思います。ですが、今日は僕がプロアスリート時代に、サポートを受けていたサービスマンから教えてもらった、完璧なボードの保管方法をご紹介したいと思います。

この記事は、スノーボードの保管方法が分からない方や、スノーボードを本当に大切にしている方に向けて書いています。現役当時、僕がサポートしていただいていたチューニングショップはKRYPTONと言う誰でも知っている、トップアスリートを何人もサポートしているチューニングショップの、あの有名な伊藤さんにボードをチューニングしてもらっていました。その伊藤さんから直接教えてもらった方法をご紹介したいと思います。少しでも皆さんのお役に立てると幸いです。

・スノーボード完璧なボードの保管方法

スノーボードの完璧な保管方法の手順を詳しくご紹介していきたいと思います。

・滑走終了後

滑走終了後は、すぐにボードからバインディングを外します。この理由は、バインディングを付けたままにしてしまうと、ボードに歪みが出てしまうからです。インサートホールにバイディングをビスで留めている訳ですから、ボードとバインディングの接続部分が引っ張られる事により歪んでしまいます。また付けたまま放しにしていると、外気温などによりボードの芯材が変形してしまう事もあります。ボードが歪んでしまうことにより、ボードの滑走性能は失われてしまいます。ですので、必ず直ぐにバインディングを外す様にしましょう。また滑走終了後、ソールを酸化させない事も大切です。雪や水分を拭き取り、柔らかい固形のパラフィンワックスをソールに直塗りして保管します。滑走直後は、バインディングを外す事、ソールにワックスを直塗りする事を徹底してください。

・ソールのクリーニング

続いてソールのクリーニングです。まずは、スクレーパーでソールの汚れを剥がします。その後、ベースワックス、もしくは柔らかいパラフィンワックスを使いアイロンでワックスをかけてください。この行程はソールの中に入ってしまった汚れを浮き出させます。この工程ではワックスが冷えて固まる前でも大丈夫なので、素早くしっかりスクレーピングしてください。勿論、ナイロンブラシも使ってしっかり汚れを取り除いてください。その後、もう一度ベースワックスをかけて保管します。滑走ワックスは、その日のコンディションによって温度帯が変わってくると思いますので、滑る前にベースワックスを剥がし、滑走ワックスを塗り、乾いたらスクレーピングとブラッシングをして滑走すると良いでしょう。この工程で、絶対にリムーバーはかけないでください。リムーバーをかけてしまうとソールの中に浸透しているワックスまで落としてしまう事になります。ソールはワックスが浸透する事により滑走性を向上させます。ですので絶対リムーバーは使わないでください。

・保管場所

保管場所は、温度と湿度が一定の場所で保管する様にしてください。なぜならば、高温の場所で保管すると、ボードの芯材が歪んでしまう事があります。ボードの芯材の素材にもよりますが、芯材も基本は木なので水分を含んでいる木もあります。その水分が蒸発したり、芯材自体の変形によりボード全体が歪んでしまう事があります。これは本当に難しくて、最近では少なくなりましたが、昔は新品でも実は歪んでいるボードがあったりしました。今では、各メーカーが市場に出る前に検品しているのでほぼ無いと思いますが、海外からコンテナで輸送する際にコンテナ内の温度が一定に保たれずに高温であった事などが原因にあった様です。芯材の産地による経度や緯度の違いで、気候が変わるので使われる芯材の質も変わってきます。こだわっているブランドは北向きの年輪の細い部分の木材しか使わない。なんてブランドもあったりします。作っている工場で乗り味が変わってしまうのもこの影響があると考えられます。丈夫に作られているスノーボードですが、完璧な状態を求めると、かなりシビアになってきます。ですので、出来るだけ一定の温度と湿度の保てる場所で保管しましょう。

・ボードの状態の違い

保管方法についての過程は、ご理解頂けたと思います。では、この過程を行った場合と行わなかった場合の違いをご紹介していきたいと思います。まず、なぜここまで徹底した保管をするのかと言うと、現役時代、練習用とコンテスト用のボードを使い分けていました。やはり勝負の世界ですので、完璧な状態で闘わなければ結果を出す事も出来ません。(この完璧な状態を保つ事が難しいのですが。。。)練習用のボードは毎日使うわけですから、ここまで完璧ではなく、おそらく一般の方の簡単な保管方法と同じ様に保管していました。練習用のボードとコンテスト用のボードの滑走性の違いは言うまでもなく全く別物のボードでした。バインディングに前足を通しただけで、滑走性の違いを感じる事が出来る程でした。おそらくソールがフラットではなく、ボードも歪んでしまっている事が原因だと考えられます。大切なボードです。この過程を行う事により滑走性のを維持出来るのであれば絶対にやって欲しいと思います。

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・まとめ

いかかでしたでしょうか。今日は本格的なボードの保管方法をご紹介しました。大切なボードの保管方法。是非参考にして頂きたいと思います。

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