こんにちは。yoshiです。
スケートボードのカテゴリーにミニランプというカテゴリーがあります。パイプを半分に割った形にボトムがついたセクションになるのですが、最初はすごく難しそうに感じる方もいるのではないでしょうか。僕も初めて滑った時は、ガッツリ転んで痛い思いをした事を覚えています。この痛かった経験を踏まえて、今日は怖くない、痛くないミニランプの初め方をご紹介したいと思います。この記事は、ミニランプにチャレンジしてみたいけど、どの様に初めれば良いのか?とお考えの方に向けて書いています。少しでもお役に立てれば幸いです。
・スケートボード ミニランプの初め方☆
それではどうやってミニランプを初めれば良いのか一緒に確認していきましょう。
・転び方を覚える。
初めにプロテクターとヘルメットの装着を強くお勧めします。何故かと言えば、実はランプは転んだ方が安全です。怪我のリスクも軽減します。転び方だけマスター出来れば、怖くも痛くもなくランプを楽しむ事が出来ます。この転び方は、ニースライドと呼ばれていて、バランスを崩した時に無理に耐えるのではなく、早めに膝から着地して衝撃を吸収する方法です。練習の方法としては、スケートボードには乗らずに、ランプのR部分を膝で滑り降りる練習を繰り返します。次にスケートボードに乗ってワザと転ぶ様に膝から着地します。この転び方だけ出来れば、どんなに不安定な体制になっても自分から転んで衝撃を吸収する事が出来るので、大きな怪我に繋がることも少ないですし、怖い思いも、痛い思いもしないで済むと思います。
・プッシュを覚えておく。
スケートボードの基本ですがプッシュを練習しておきましょう。このプッシュができないと、ボトムから滑り初める事が出来ないので、おそらく何も出来ないでしょう。自分で加速してスケートボードに乗る事が出来る様にしておきましょう。
・ドリルを練習する。
次に、ドリルを練習します。ドリルとは、ランプ内を行ったり来たりする滑り方の事を表します。ボトムからプッシュでスタートして進行方向のRに向かって滑ります。Rを登り切ると次に逆側のRに進む事になります。この時が少し難しくて、進行方向と逆に進むフェイキースタンスになります。この時に自分の軸足に体重が乗ったままだと転倒してしまいます。フェイキースタンスになった時は、重心をボードの真ん中にポジショニングする事を心がけてください。最初は難しいかもしれませんが何度も練習すればできる様になります。慣れて来たらブランコの原理の様に、Rで屈伸し重心移動させてスピードをつける練習します。この重心移動をパンピングと呼びます。まだ、コーピングを越さない様に出来るだけ高い位置まで滑れる様に練習してみましょう。
・BSのターンを練習する。
続いてターンの練習に移ります。最初は難しいのでBS(バックサイド)のターンを練習してみましょう。レギュラースタンス(左足が前)の人は右回り。グーフィースタンス(右足が前)の人は左回りになります。ターンですからスタンスを変えずに進行方向に向きを変える動きになります。練習方法は最初からRに向かって縦方向にアプローチするのではなく、Rに対して斜め方向にアプローチする様にしましょう。何故ならば、最初から縦方向にアプローチしてしまうと、ターンの際にデッキを返す幅が広くなってしまうので難易度が高くなってしまいます。デッキを返しきれなくてバランスを崩し転倒してしまうでしょう。ですので、Rに慣れるまでは、Rに対して斜めの方向をライン取りする様に練習してみましょう。慣れて来たら少しずつRに対して縦方向のライン取りで練習してみましょう。
・FSのターンを練習する。
BSターンが出来たら次はFS(フロントサイド)ターンの練習に入りましょう。レギュラースタンスの人は(左回り)、グーフィースタンスの人は(右回り)になります。BSターンの時と同様にRに対して縦方向ではなく斜め方向にライン取りをして練習していきます。BSよりFSのターンが難しい理由は、BSのターンはターンピークでボトムから高い位置にあるカカトのウィールを軸にターンするのですが、FSのターンは、ボトムから近い方のカカトのウィールを軸にターンします。このボトムから近いウィールのカカトに体重を乗せてターンする動作が難しい原因です。ランプの内側に傾きやすくなりバランスを取る事に慣れるまで少し練習が必要になるかもしれません。このFSターンで、バランスを取る事への克服方法はスピードを抑えながら少しずつFS方向のRで滑る感覚を覚えていくと良いでしょう。BSもFSもターンのコツは同じで、スピードに合わせたRのピークでしっかりターンする事がコツになります。ターンのピークでは、必ずスピードが減速します。この時にしっかりターンをすればスムーズにターンを修得出来るでしょう。
・怪我するパターンの練習方法
ミニランプの初め方はご理解いただけたかと思います。ここからは、僕がミニランプを初めたばかりの頃に犯してしまった痛いパターンの練習方法をご紹介してみましょう。まず、ミニランプの上手な友達が簡単そうに滑っていたのを見た僕は、何も知らないまま真似してみようと思いました。そしていきなりドロップインをしました。『スノーボードのハイプでプロやってんだから出来るでしょ。』位のノリです。この時点で、ご想像出来た方もいらっしゃる事でしょう。その通り。思いっきり刈られて全身を強打してしまう始末です。みんなは嬉しそうに僕をみて笑っていましたが、僕は内心死んだと思いましたね。しかも、いつもは4mを超えるハーフパイプで滑っているのに90cm位しかない高さからのドロップインなのにこの衝撃と激痛。。。心も体もボロボロにやられたのを今でも覚えています。この話でお判り頂けると思いますが、簡単そうに見えてもいきなり無茶な事にトライするのは絶対にやめましょう。しっかり段階を得て慣れて来てから次のステップに進む練習方法をお勧めします。
・怪我のリスクを減らして上達する練習方法
それでは、ここから無茶をしない練習方法をご紹介します。先ほどの僕の行動を振り返り、何が悪かったかと言うと、ランプの高さが低いから安全だろうと思ったところに落とし穴がありました。そうなんです。ミニランプは高さが低いから、最初は出来そうに感じてしまいますが、実はRが大きく高さのあるランプで練習を初める事が怪我のリスクを軽減する練習方法になります。最初からコーピングを使ったトリックにトライするのではなく、Rに慣れてしっかりとスピード・バランス・ターンのコントロールを覚える事が大切になります。1.5mの高さのランプをコーピング近くの高さまでターンできる様になっていれば、60cm位の高さのミニミニランプでは怖さや難しさはなくなると思います。更に、そこまでのスキルが身につけば、ニースライドなどもできる様になっていると思いますので、危険回避能力が上がっていると思います。怪我のリスクも軽減できるでしょう。
・まとめ
いかかでしたでしょうか。今日は、これからミニランプ に挑戦してみたい方に向けて練習方法などをご紹介して来ました。『スケートボードって怪我しやすい』と思っている方も多いかもしれません。しかし、しっかりした段階を踏んだ練習方法を取れば、怪我のリスクも少なくなり、スケートボードを楽しむことも可能です。いきなり難しいことに挑戦するのではなく、少しずつ慣れて行きながらトライしてみて見てはいかかでしょうか。